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なるほどそうなのか!ブロガー向けのGoogle Analyticsアクセス解析セミナーを受講してたくさんのTipsを学べた!

公開日: : 最終更新日:2014/05/03 ブログ

こんにちは、ciao!ton(@tonton67)です。

皆さん、Googole Analyticsって使ってますか?自分が運営しているブログ/サイトのPV数、どのページが一番見られているのかなどを把握できる超便利なツールなのですが、イマイチ使いこなすことができずにいます。かといって、解説本を読んでも今一つピントとこないし、何かいいセミナーはないかな、と探していたらありました!

それは、月間100万PVを誇る人気ブログLast Day.jpを運営するまたよし れい氏(@Sayobs) が主催するイベント「Google Analyticsアクセス解析セミナー」です。講師は、企業のアクセス解析のコンサルをしている、Google Analytics解析アドバイザー「拡張現実ライフ」の@akio0911さん。自身でも人気ブログを運営されていることもあり、このセミナーなら、ブロガーに役立つGoogle Analyticsの活用法を教えてもらえると思い参加を決めました。

Google Analyticsアクセス解析セミナー

ここでは、このGoogle Analyticsアクセス解析セミナーがどんな内容だったのか、詳しく説明したいと思います(セミナーの模様はこちら→「ブロガー向けイベントに思い切って参加してみたらすごく楽しかった!刺激を受けたい人、交流を図りたい人におすすめ!」)。

Google Analyticsとは?

Google Analytics
Google Analyticsとは、アクセス解析のためのツール。あくまで計測器具であり、このツールを使えばアクセスを大幅に増やせる魔法の杖ではありません。

仮説と検証
仮説を立てて検証していくことが非常に重要です。

現在の数値を確認することにより、「こうしたらアクセスが増えるのではないか」という仮説を立て、サイトを変更して、再び数値をチェックして検証するという使い方をすべきです。なるほど。これまでは数値だけ見て「アクセスが増えたな」ぐらいしか認識していなかったのですが、より細かく見て、自分の頭で考える必要があるということですね。

なので、PDCAサイクル(Plan:戦略、計画、目標/Do:実施、運用、記録/Check:監視、点検、評価/Action:改善、見直し、フィードバック)を意識して解析するのが重要です。

検証にはしばらく時間をかける必要があり、1週間ぐらい時間を置いたほうがいいそうです。

積み重ねの力
アクセス解析を適切に行うことで、ちょっとずつではありますがアクセスが積み重なり、大きな力になっていきます。上のグラフでは最初の月が50,000だった場合、一月に1割ずつアクセスが増えたときのアクセス数の推移を示しています。1年後にはなんと142,659。

グラフ
棒グラフにするとこんな感じになります。少しずつ改善することにより、長い目で見れば大きな成果を上げられるということですね。これはがんばらないと・・・

ディメンジョンと指標

Google Analytics ディメンションと指標
Google Analyticsでは「ディメンション」と「指標」という概念が重要になります。
ディメンションとは「なにを」、指標とは「どのようなモノサシで」に該当します。

ディメンションと指標
たとえば、ミックスジュースがおいしくなったと感じたとき、ジュースをフルーツ別に分けて、どの種類のフルーツがおいしいからミックスジュースがおいしくなったのかを突き止めるのが、解析だということです。

ディメンション
標準レポートはディメンションの集合体。

Google Analyticsアクセス
「どのような人が」、「どこからきて」、「どこを見て」、「何をしたのか」を理解するのに役立ちます。

用語の意味

次にGoogle Analyticsで使われる用語の意味が詳しく説明されました。きちんと理解しておくことで、さらに有効な見方をすることができます。

ユーザー数
「ユーザー数」とは厳密にはブラウザ数のことです。

訪問数
「訪問数」は、同一の訪問者がサイトの閲覧を開始してから終了するまでを計測。ただし、閲覧終了を計測するのはすごく難しいとのこと。

訪問を終了した
訪問を終了したと見なされるパターンは上のとおり。30分何もしなかったら終了したと見なされるんですね。

ページビュー数
皆さんが重要視する「ページビュー数」。JavaScriptが実行された時点で計測されるので、何らかの理由でJavaScriptが実行されなかった場合は計測されません。

訪問別ページビュー数
「訪問別ページビュー数」は1訪問あたりに計測されたページ数。

平均滞在時間

「訪問時の平均滞在時間」

新規訪問の割合
「新規訪問の割合」

直帰率
「直帰率」。直帰した場合、滞在時間はゼロになります。

直帰率の高いキーワード
直帰率が高い場合は、上のような原因が考えられます。納得して帰ることもあるので、一概に直帰率が高いことが駄目だというわけではないのですが、なるべくなら関連記事などに誘導したいところです。

離脱率
「離脱率」

Google Analyticsを使いこなす上では、こうした用語を理解しておくことが重要です。しっかりと頭にたたきこんでおかないとな~

チェックしたい解析方法

この後、実際のGoogle Analyticsの画面を見ながらの具体的な解析方法が解説されました。ここでは、チェックしておきたい解析方法について説明したいと思います。

期間比較

・期間比較を実行することが可能だが、期間を揃えないと意味がない。平日と休日でPVは異なるため、
比較する場合には曜日を合わせる必要がある。

表示単位
・時間別でも表示可能。一般的には、夜7-8時からアクセスが伸び、夜10時くらいがピーク。毎日同じようなサイクルになることが多いが、このパターンを外れた場合には、何らかの突発事由が発生している可能性が高いので、その原因を特定して対策をとることが重要。

メモ
・メモ機能があるので、ブログに変更を追加した場合、はてブに取り扱われた場合などにメモを追加するとよい。メモ機能は、グラフの下をクリックすれば表示される。

Google Analyticsプライマリディメンション

セカンダリディメンション
プライマリディメンションに加えて、セカンダリディメンションも利用すると非常に有益な情報が提供される。

表示件数
表示件数はデフォルトでは10件だが、なるべく多くの件数を表示することをお勧めする。できれば100件。たくさんのデータを見ていると、ちょっと気になる項目が浮かび上がってくるので、それを調べていく。

新規とリピーター

「標準レポート」>「ユーザー」>「ユーザーの行動」>「新規とリピーター」レポート。

新規訪問はある程度確保する必要があるが、毎日見るべき指標でない。一月に1回ぐらい見直せばいい。

ブラウザとOS
・「標準レポート」>「ユーザー」>「ユーザーの環境」>「ブラウザとOS」レポート。

おすすめはプライマリディメンションに「ブラウザ」、セカンダリディメンションに「OS」を設定する方法。どのデバイスのどのブラウザからアクセスされているのかがわかる。PCとスマホのどちらからアクセスされているのを把握できるので対応策をとりやすい。

特定のブラウザの直帰率が異常に高い場合、そのブラウザでデザインが壊れている可能性が高い。

ちなみに「Ssafari(in-app)」はアプリ内に埋め込まれたSafariからのアクセスを示す。

参照サイト
・「標準レポート」>「トラフィック」>「参照元」>「参照サイト」レポート。

セカンダリディメンションに「ランディングページ」を指定するのがおすすめ。どこのサイトからどのページにアクセスしているのかがわかる

オーガニック検索
・「標準レポート」>「トラフィック」>「検索」>「オーガニック検索」レポート。

オーガニック検索とは、広告を使っていない検索からのアクセス。広告(AdWordなど)からのアクセスは「有料検索」になる。セカンダリディメンションにランディングページを指定するのがおすすめ。

すべてのページ

・「コンテンツ」>「サイトコンテンツ」>「すべてのページ」

「平均ページ滞在時間」に注目するとおもしろい。滞在時間の長いページは読んでくれているページなので、納得してくれている可能性が高い。このページの離脱率が高い場合には、他の関連記事を読んでもらうよう見直した方がいい。

ランディングページ
・「コンテンツ」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」

ランディングページとは、訪問者が最初に降り立ったページ。セカンダリディメンションに「参照元」を指定するのがおすすめ。

離脱ページ
・「コンテンツ」>「サイトコンテンツ」>「離脱ページ」

離脱ページとは訪問の最後に見ていたページ。明らかに離脱数の多いページは見直した方がいい。

ページ解析
・「コンテンツ」>「ページ解析」

ページのどのリンクがクリックされたのかが%表示される。どのリンクが有効なのかを視覚的に理解できるので非常に便利。押されてほしいのに押されていないリンクを目立つ箇所に持って行ったり、押されていないリンクを削除したりすることが可能。ただし測定されるのは、同じドメイン内のリンクのみ。

まとめ

結構盛りだくさんの内容だったのでついていくのがやっとという感じでした。

その中でも特に印象に残ったのが、

1)仮説と検証を行うのが重要
2)プライマリディメンションとセカンダリディメンションを組み合わせることで、これまで見えてこなかった事実を把握できるようになる

という2つです。

1)仮説と検証を行うのが重要

漫然とデータを眺めているだけでは何も生まれてきません。そうではなく、解析を行うことで、なぜそういう結果が出ているのかを自分の頭で考えて仮説を立て、その仮説に基づいて施策を実行し、その結果を再度解析するというサイクルが重要となります。

2)プライマリディメンションとセカンダリディメンションを組み合わせる

これまでセカンダリディメンションという項目が存在することさえ知りませんでした。

2つの基準を組み合わせることで、これまで認識していなかった事実を浮かび上がらせることができます。

セミナー

今回のセミナーで痛感したのは、Google Analyticsを使いこなすには、Google Analyticsに慣れる必要があるということ。ちょっと学んだぐらいでは、そのときはわかったつもりでも、実際にやってみると「なんだったけ?」ということになりかねません。

今後は、セミナーで学んだ項目をベースに、なるべくGoogle Analyticsを使うようにし、いろんな点に気づくようにしたいと思います。多分、触っているうちにいろいろと新しい事実を認識できるようになり、使っていくのが楽しくなるんじゃないかな、と思います。とにかく使って慣れろ!という感じですね。

本当に今回のセミナーで気づかされた点は多かったです。企画・運営された、またよし れいさん(@Sayobs)、ご教示いただいた@akio0911さんを始めとする皆さん、ありがとうございました!! 

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