第7回湘南国際マラソンの完走レポート!初マラソンでサブ4達成しました!
公開日:
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最終更新日:2014/04/21
ランニング
こんにちは、ciao!tonです。
湘南国際マラソンで生まれて初めてフルマラソンを走ってきました。
ここでは、湘南国際マラソンのレースの詳細についてレポートしたいと思います。
起床は。。。
朝の4時半。朝食は、エネルギー源となる炭水化物をたっぷり摂取する必要があったので、おにぎり3つにしました。うん、これでエネルギー満タン!
会場の最寄りの駅となる大磯駅には6時15分ぐらいに到着。まだ早い時間なので、それほど混雑はしていませんが、もう少ししたらスゴイ数のランナーが押し寄せてくるはずです。たくさんの警備員が配置されていました。
大会Webサイトの「アクセスのご案内」に記載されていた混雑レベルでは、6時半ぐらいから混雑するという予測になっていたので、それを避けて早めにやってきたのは正解のようです。
大磯駅からはシャトルバスを利用。昨年までは有料だったらしいのですが、今年から無料に。うれしいですねえ。この時間でもすでに行列はできていましたが、5分ぐらいでスムーズに乗れました。
どんどんシャトルバスがやってきます。
幸運なことに、一番前の席に座れました。ラッキー。
町の至る所に、湘南国際マラソンののぼりが掛けられていたり、ポスターが貼られていたりします。なんか、気分が盛り上がるなあ。
まだ時間が早いこともあり、渋滞することなくスムーズに会場までたどり着けました。
高台に建つ白いビルが見えてきました。ここが、今日の会場となる大磯ロングビーチです。敷地内に入るのはこれが初めて。
ロータリーでバスを降ります。
シャトルバスの発着場は、メインエリアのかなり西に位置しているので、会場までちょっと歩く必要があります。
メインエリアに到着。このエリアの開場は6時45分。私が到着したのがこれぐらいの時間だったので、まだまだ空いています。
こちらは開会式が行われる舞台。
ロンドンブーツの田村亮さんがいました。NHK BS1で放映されている「ランスマ」で、今回のマラソンの10kmの部に出場するそうです。隣の帽子をかぶっている人が金哲彦コーチ。ここでお会いできると思わなかったのでびっくり。私が走り出すようになったのは、金コーチが指導していたNHKの「3か月でマラソン」を見たからなんです。この番組では、LSDやマラニックなど、それまで私がまったく知らなかった、楽しみながら走る方法が紹介されていて、また走ろうという気にさせてくれました。12月に、今回のレースの模様が放送されるそうなので見てみよっと。
奥のほうに荷物置き場と更衣室のテントが見えます。
ここがフィニッシュライン。なんとか笑顔で帰っていたいところですが、どうなることやら・・・
ぶらぶらして歩いていると疲れてしまうので、この柵の手前にシートとクッションを置いて、ストレッチ開始。ずっと立っていると疲れてしまうので、シートは必須。クッションがあると、こうしたアスファルトの上など、固いところで座っても痛くないので便利です。
音楽を聴きながら、リラックスした状態でストレッチ。この間にiPhoneで天気予報をチェック。天候は午前中は曇りで、午後は晴れ。最高気温は17度、風は北北東3mの予報です。気温も上がらず、風も強くなく、絶好のレースコンディションになる予感です。ちょっと雲が厚いので雨が心配だったのですが、レーダーで確認したところ大丈夫そうです。この地域は海が近くので、強い風が吹くかも、と覚悟していたのですが、こちらも大丈夫そう。
あとは、何を着るかですが、上は、長袖の上にTシャツを着ることにしました。Tシャツだけにしようかとも思ったのですが、この時点でちょっと肌寒く、スタートを待つまでの間に体が冷えてしまうのが嫌だったのと、この後もそれほど気温が上がらなさそうだったので、長袖を着ることにしました。
下は、迷ったのですが、タイツははかず、短パンだけでいくことにしました。普段の練習は短パンで走っていること、多少気温が低くても足ならそれほど影響を受けないこと、を勘案しての判断ですが、この判断を後で後悔することに・・・
あと、エネルギー補給として、アミノ酸入りのゼリーとスポーツ羊羹を食べました。初めてのフルマラソンなので、エネルギー切れしないよう、こまめに補給していくつもりです。あと、脱水状態になるのも怖いので、全部の給水ポイントで水分を補給する予定です。
スタート前は特にウォーミングアップをせず、ストレッチだけで済ませました。下手にウォーミングアップしても、すぐに体は冷えるし、疲れるだけだと思ったので。
フルマラソンスタートの1時間前となる8時前になると、だいぶ人が集まってきました。8時から整列することができるので、そろそろ荷物を預けて準備しないと。
荷物置き場には、ナンバーカードを持った選手しか入れませんが、8時過ぎでこの行列。しまった。もうちょっと早く預けておけば良かったかも。
荷物置き場には、ナンバーごとにテントが配置されており、自分のナンバーが該当するテントに預けることになります。預ける荷物は、自分のナンバーのシールが貼り付けられたビニール袋につめて、テント内に置いておきます。回収する際には、出口で、自分のナンバーとビニール袋のナンバーを係員が照合するシステムになっています。
なんとか荷物置き場から出てスタート地点に向かう途中、振り返るとすごい人出になっていました。
スタートの整列ですが、ナンバーの横にA~Gまでのアルファベットが記載されており、そのアルファベットのところに並ぶ仕組みです。私はDだったので、Dのプラカードが掲げられている場所に整列。Aから出発していくので、たぶんAの人の持ちタイムが速いんでしょうね。来年はもっと前に整列できるかな?
あっという間に列が伸びていきます。
8時半過ぎくらいから徐々に列が前に動いていきます。スタート地点は、西湘バイパスの上なので、そこまで移動していきます。
西湘バイパスの上に出ると、小走りで走っていく感じ。「もうスタートしたの?」と勘違いしてしまいそうです。
しばらくすると動きが止まりました。ここでスタートを待つみたいです。左脇にはゴミ袋を持った係員がいるので、ここで最後のエネルギー補給をしてもいいかも。右側に湘南の海が見えます。
いよいよスタート地点。みんな、ここまではゆっくりなんですが、スタート地点を越えるといきなり速くなります。先頭がスタートして、約10分遅れでのスタートです。
スタートして直後はすごい人なので、無理に追い抜こうとせず前の人について、エネルギーをロスさせることなく、ゆっくりと走っていきます。最初の1kmは予定どおり6分程度で入りました。その後、少しずつ上げていこうと思ったのですが、西湘バイパスを降りると片側一車線になり狭くなるので、すごく混雑します。これは想定外!なかなか前にいけません。
あと、スタートしてすぐのトイレポイントはすごく混んでいました。ここで並ぶとかなりタイムをロスするので、なるべくスタート前に済ましておいた方がいいですね。あと、往路のトイレは混んでいますが、まだ復路に選手が来ていない場合、復路側のトイレの方が空いていることが多いのでそれを利用するという手もあります。実際、私の前の選手が、道を横切って復路側のトイレに入っていきました。なるほどなあ。こういうやり方もあるんだ。
しばらくすると片側2車線になり、ちょっと走りやすくなります。ここらあたりで5kmを通過。ペースは5分10秒/kmぐらいまで上がってきました。体も暖かくなってちょうどいい感じ。足も軽くなってきたので、速く走りたくなりますが、ここで無理をしたら、後半ヤバイと思い、なんとか自重。
スタートから5kmのペースです。やはり、最初の1~4kmは混んでいたので、あまりペースが上がっていないですね。
相模大橋を越えて、茅ヶ崎市に入ってきました。柳島交差点付近です。道幅が広がり、ランナーもばらけてきて、だいぶ走りやすくなりました。江ノ島の折り返し地点までずっと片側2車線なので、これ以上混むことはないでしょう。
このあたりは、復路側の給水ポイントにまだランナーは帰ってきていないので、ボランティアの方々が「いってらっしゃい~」、「がんばれー」と手を振りながら、声援を送ってくれます。こういうのうれしいなあ。こちらも手を振って応えます。
この時点で、まだ日は差しておらず、風もほとんど無風。非常に走りやすいです。
茅ヶ崎港前を通過。彼方に江ノ島が見えてきます。あそこまで行くんだなあ。。
防風林に囲まれた道を走ります。こういうところは観客が少なく、ランナーの息づかいと走る音、ときおり立っているスタッフの声援しか聞こえません。
5~10kmのラップタイム。5分ちょっとぐらいのペースで安定してきました。ここらあたりはまだ絶好調。周りを見渡したりする余裕もあります。ただ、これ以上ペースを上げると後半厳しそうなので、抑えて走るよう心がけました。
このあたりで、フルマラソンの先頭選手が帰ってきました。速っ!折り返しに向かうランナー達から拍手が送られ、それに応えてくれる選手もいました。いい雰囲気だ~
11~15kmのラップタイム。5分ちょっとから5分前後までラップが上がっています。自身ではあまり気づかなかったのですが、ちょっとペースが上がっているみたいです。足も軽く、まだまだいける感じ。
辻堂海浜公園までやってきました。スタートしてからここまであっという間。1kmってこんなに短かかったっけ?というぐらいの感覚でやってきました。今から思えば、ランニングハイ状態だったのかもしれません。
江ノ島が近づいてきました。このあたりは、観客も増えて、声援も多いです。
まもなく折り返し地点。片瀬橋を渡りきったところが折り返しです。この片瀬橋が、コースで最も多くの観客がいたところだと思います。さすが観光スポット江ノ島!
折り返し時も、まだ元気満々。足も軽いし、これならいけそう!
16~17kmで今日の最速ラップタイム4分50秒を記録。このあたりは、4分50秒ぐらいのペースで走っています。今思えば、ちょっとオーバーペースですね。ここを5分10~20秒ぐらいで抑えておけばよかった・・・
鵠沼海浜公園スケートパーク前で、パンが配られていたので、エネルギー補給のためゲット。
21~25kmも、先ほどに比べてちょっとペースは落ちましたが、約5分/kmのペースで走っており、
まだまだ好調です。ここらあたりでは、3時間45分切りも狙えるペースでしたし、自分でもいけると思っていました。
しかし、フルマラソンはそんなに甘くはありません。やはり疲労は溜まっているんですね。約28.3km付近の相模川流域下水道左岸処理場前の給水ポイントでおにぎりをもらって食べた後、走り出したら、すごく足が重くなっていることに気づきました。
太ももの裏の筋肉が固くなっている感じ。ちょっと立ち止まって屈伸してみたのですが、まったく改善されません。
ペースも28~29kmでいきなり5分38秒にダウンしています。その後、ペースを保とうとしますが、足の疲れは溜まるばかり。どんどん重くなってストライドが伸びません。息は全く苦しくないのですが、足が思い通りに動いてくれない、もどかしい感じです。
相模大橋を渡ってしばらくすると30km。このあたりが、一つの山かなと、レース前に思っていたのですが、その通りになりました。どんどん苦しくなってきます。これだけ疲れた状態であと12kmも走るのかと思うと先が思いやられます。
ただ、1kmを6分で走ると、残り12kmが1時間12分ちょっと。予想ゴールタイムは3時間48分を超え、目標としていたサブ4が厳しくなります。このあたりでは、6分よりも遅いペースにまで落ちてしまうのではないか、と不安で必死にもがきました。
この後、ペースは下がる一方。これまでは、落ちてくる人を抜く一方だったのですが、徐々に抜かれることが多くなってきました。付いていこうとするのですが、足が前に出ません。
これだけ疲れてくると、観客の方の声援がうれしいですね。中にはボランティアで水や甘い物、ゼリーを用意してくださる方がいたり、エアーサロンパスをかけてくれる人がいたり、すごく勇気づけられました。
でもこのあたりで西湘バイパスに上がってしまうので、観客がほとんどいなくなり、自分との戦いに。単調な高速道路のコースを入ってくると、疲れが倍増します。しかも抜かれまくり。。。歩き出す人に数も増えてきましたが、なんとか歩かずに走り続けます。周りは関係なく自分との戦いだと思うようにしました。
ただ、ワセリンを塗り、五本指の靴下を履いているせいか、指の痛みはほとんどなく、マメもできていません。これは助かりました。
35kmを過ぎた時点でタイムは3時間4分52秒。残り7kmちょっとを7分/kmのペースで走っても、ゴール予想時間は3時間54分ぐらい。なんとかサブ4は達成できそうです。あとはなんとか歩かずに粘って走るだけ。
ここいらはすごくきつかったので写真を撮影する余裕はありませんでした・・・
このあたりで、一度スタート地点の大磯ロングビーチの横を通るのですが、ここからが長かった。行けども行けども折り返し地点にたどり着かない。もう足はぼろぼろの状態。なんとか気力で走っている感じです。「折り返し地点まであと●km」とかいう表示があればがんばれるのに。ここからの1lmはとても長く感じられます。
歩いている人、立ち止まって屈伸する人、ペースがすごく遅い人が増えてきました。私もその一人なんですけどね。そんな中、猛然とペースを上げる人もいたりして、すごいなあ~と思いました。これぐらい力を温存しておかないと駄目ですね・・・
ペースもついに6分30秒まで落ちました。給水ポイントでは、立ち止まって水分をたくさん摂取することにしました。なのでロスする時間が増えています。立ち止まった後、走り始めるのはきついのですが、何か口に入れると力が湧いてきます。もう、こうなると気力ですね。意地でも走って完走してやる!
40km手前でようやく折り返し。あと2km強です。ここらで「サブ4行けるぞ!」の声がかかりました。どうやら、先頭がスタートしてからのグロスタイムでぎりぎりサブ4行けるかもしれないようです。ラストスパートをかける選手もいますが、私のペースはまったく上がらず。粘ってトコトコ走るだけです。
ついに大磯ロングビーチの横まで帰ってきました。フェンスの向こうは観客がいっぱい。声援を送ってくれます。会場内のMCのトークが聞こえてくるのですが、ゴールまであと500メートルぐらいのところで、「今かかっている爆風スランプの「ランナー」がかかり終わった時点で4時間を経過します。サブ4目指してがんばってください!」というアナウンスが。
あと2分ぐらいしかないとのことだったので、とても無理だと思ったのですが、ゴール直前の急な上り坂を必死に登りました。そうしてようやくゴール!!
グロスタイムで4時間50秒くらい。
なんとか、給水ポイント以外は歩かずに走りきりました。もうへとへとです。スタート地点を通過してから自分で計測したネットタイムは3時間50分30秒。あとから考えれば、もうちょっと粘って、3時間50分を切っておけば良かったと思いますが、走っているときはサブ4だけを考えていましたから、まあ良しとしましょう。
ゴール直後に完走メダルを首にかけてもらいました。「FINISHER」の文字が誇らしげです。その下には名前を入れられるスペースがあります。
メダルの裏側です。
走り終わった後、足の筋肉がガチガチで、屈伸運動もままらないほど。これだけ足にダメージを受けたのは初めてかも。やはりフルマラソン、すごい負担がかかっているみたいです。翌日も、全身筋肉痛で動く度にどこか痛む感じで大変でした。
タイツをはいておけば、この痛みもっと軽減されたかもしれないですね。レース後半の足の疲れももっとましだったかもしれない・・・実際、ランナー達もほとんどの人がタイツをはいていました。今度からは必ずタイツをはくようにしたいと思います。
あと、iPhoneで音楽を聴きながら、Nike+を使ってランのログを取りつつ走ったのですが、走る前にほぼ100%充電しておいたのに、走り終わったら12%しか残っていませんでした。どうやら、途中画面をつけたまま走ったので、相当バッテリを消耗したみたいです。今度は、電源をオフにしていおかないと・・・
以上、湘南国際マラソンの完走レポートでした。最初飛ばしすぎた感があり、後半失速しましたが、目標としていたサブ4は達成できて大満足のレースとなりました。曇りで気温が上がらず、風もあまりないという絶好の条件だったおかげかもしれないですね。高低差のあまりないコースであったことも幸いしました。
次のレースでは、もっと前半を抑えめに走り、30km以降で失速しないよう練習に励みたいと思います。ご声援いただいた観客の皆様、運営していただいたスタッフの皆様、給水ポイントで応援してくれたボランティアの皆様、その他の関係者の方々、本当にありがとうございました!!
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